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楽に続けるミニマリスト主婦ライフをお届けします。

震災を体験したミニマリストが残したもの4選

こんにちは。ミニマリストを心掛ける主婦のRinです。

 

先日の地震で被災されました方の平穏な日常が、一日でも早く取り戻すことができるよう、お祈りしております。

かつて私も胆振東部地震で被災しました。

 
 
 
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停電や断水、家屋の倒壊や道路の陥没など、色んな被害が各地で起きている中、私が住んでいるところは奇跡的に停電だけでした。

その頃はまだミニマリストとは縁遠く、物に溢れた生活を送っていましたが、そのおかげで被災時に役立つものが何点かありました。

非常時に使えるものとして、今後も絶対に持っておきたい。ミニマリストになって数を減らしても絶対に持っておきたい。

そんな、実際の体験を元にして災害に備えてミニマリストが減らすべきではない、残すべきもの4選をご紹介します。

 

①マッチ・ライター・ろうそく

昔喫煙者だったこともあり、私はたくさんのマッチやライターを所持していました。

(現在は禁煙しています)

片付け動画などを拝見していると、ライターやマッチなどが大量に出てくることが多々あります。

既に禁煙していたり、貰い物でなんとなくとっておいたり、無いと思って買ったら出てきた、などという理由で大量にあまりがちなマッチやライター。

ろうそくはお墓参りの時に忘れてしまい、追加で買ってしまったものや、付随してきたけど使わなかったケーキに乗せる用のローソクなどもありました。

本来ならば破棄しても良いものに思えるかもしれませんが、この三つには本当に停電時助けられました。

 

・電池が手に入らなくなる

電気がつかない場合、懐中電灯などを使い光を確保するしかありません。

そうなると電池が必要になります。

私が被災した時に電池の在庫があまりなかったので、近所の大型電気店に電池を買いに行きました。停電しているのでそもそも営業しているのか不安でしたが、電気店前には人が並び、外にテーブルを出して営業しているのが見えました。

良かった、営業してる!と安心したのもつかの間。

 

「お並びのお客様に申し上げます!

 

電池の在庫はありません!」

 

そう、電池が売り切れてしまったのです。

コンビニに行っても、スーパーへ行っても、しばらくの間、電池が売り場に姿を現すことはありませんでした。

こうなってしまうと今持っている電池だけで灯りがどれだけもつか、終始不安な夜を過ごすことになりました。

 

・懐中電灯よりは暗いが、ローソクの灯りがありがたかった
 
 
 
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当時住んでいたマンションのトイレは窓が無く、夜でも昼でも扉を開けっぱなしにしないかぎりは真っ暗になってしまいます。

そのためトイレに行くときは絶対に懐中電灯を持っていかなければなりませんでした。

また、携帯のバッテリーを消耗してしまうと確認すべきニュースや、連絡などがとれなくなってしまうため、とてもライトとしては使えませんでした。

そこでふと、大量に余っていたローソクやマッチ、ライターの存在を思い出しました。

明るい日中のうちに見つけておき、ギリギリ手元が見える暗さの時に火をつけました。

本などは読めるような明るさではありませんが、ほんわりと部屋を照らすその灯りに本当に安心したのを今でも覚えています。

細いローソクしかなかったのですぐに燃え尽きてしまいましたが、仏壇やお墓参り用のローソクは数があったのでどんどん使うことができました。

 

・マッチ、ライター、ローソクは残すべき

あまりにも数があったり、しけってしまって火がつかないマッチや、オイルがもうないライターなどは破棄してかまいませんが、数を減らしたとしてもマッチ、ライター、ローソクは残すべきだと私は考えています。

灯りが無いと本当に不安です。とはいえ火なので、お子様のいる家庭などは取り扱いに注意しなければなりません。

震災で起きた経験を活かし、うちでは太陽光で充電できるライトを購入しました。

火を使わず、アウトドアにも使え、普段は折りたたむことができて省スペースなのでおすすめです。

 

 

 

 

 

 

②カセットコンロ

我が家のキッチンはIHです。そして鍋などをする時に使うポータブルのIHのコンロも持っています。

 

 

しかし、カセットコンロは、手放しません。

ミニマリストの方で「もう何年も使っていないから、カセットコンロを捨てます」という方は多いです。

しかし、私は捨てません。それには次の理由があります。

 

・電化製品が使えない

停電が起きると全ての電化製品が使えなくなります。

炊飯器、電子レンジ、電気ケトル、冷蔵庫。

もしガスが使えない、もしくはオール電化であるなら、暖かいご飯は一切食べれなくなります。

一日だけならなんとかなるかもしれませんが、大規模な災害の後は停電が二日、三日と続くこともあります。お湯がわかせないので、カップラーメンでさえ食べれません。

被災した時に住んでいたマンションは幸いガスが止まっていなかったので、火を使うことができました。

 
 
 
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鍋でお米を炊き、まだギリギリ大丈夫な冷蔵庫内で使える食材でおかずを作りました。

不安な時の暖かいご飯の美味しいこと。かなり安心感を得ることができました。

おかずが冷めてしまっても、フライパンに戻して炒めることで温めなおすことができます。

お湯を沸かせばカップラーメンが食べれますし、暖かいお湯で体を洗うこともできます。

※電気が無ければガスが無事でも給湯器は使えません

ガス缶があれば火を起こせるカセットコンロは絶対に一個は持っておいてください。

スペースをとることが気になるのであれば、キャンプ用の携帯コンロもあります。

うちではこちらを購入しました。

 

 

 

 

③電池式のストーブ

私たちが被災した時は幸いにも9月で、暖房を必要としませんでした。

しかし3.11の東日本大震災のようなまだ寒い時期や、真冬などに被災した時に停電になったことを考えてみてください。

まずエアコンは使えません。電気ストーブも使えません。そして、普通のストーブでさえ電気を使わなければ動かすことができない場合もあります。

寒い時期、家の中とはいえ凍えてしまいます。

そこで我が家では電池で使えるストーブを購入しました。

 

 

電源を必要としないので、停電時にも使うことができます。

灯油は必要になってしまいますが、被災時に使える暖房として、一番希望があるものだと思います。

いつどこで震災が起こるか誰にもわかりません。停電時でも使える暖房の確保を強くおすすめします。

 

④現金

とても便利でお得な電子マネー。私も使っています。

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今はキャッシュレス化でお財布に現金を持たず、クレジットカードと電子マネーだけというスマートなミニマリストの方をよく見かけます。

 

しかし、停電時には電子マネーやクレジットはほとんど使えなくなります。

 

電子マネーやクレジットなどは電子端末で読み込みが必要になります。

その電子端末が停電時に使えないのは容易に想像できるかと思います。

実際私が被災してすぐに食料確保に行ったコンビニではレジが使えず、現金でのみ会計をしていました。

停電していれば当然、ATMも使えません。
普段持ち歩くことはなくても、家の封筒などに少し現金を残しておくことをおすすめします。

 

・震災から見る、ミニマリストの利点

上記ではミニマリストが減らすべきではないものをご紹介しましたが、ミニマリストが物が少ないことで得られる震災時のメリットがあります。

それは

 

大きな揺れにあっても雪崩れてくるようなものが無く、安全であること。

 

最小限の物でも生きていける。足るを知る、を理解している強さ。

 

これらはミニマリストとして暮らしている人だけが得られる最大のメリットだと思います。

部屋に棚が沢山あったり、積みあがった不安定なものがれば、大きな揺れがあった時にそれらに潰されて命を落とす場合もあります。

また、物資が少なくなることで焦りや不安から買い占めに走ってしまったり、助け合うべき家族ともギスギスしてしまうこともあります。

物が多くて悩んでいる方には、是非ミニマル精神を取り入れて物の少ない生活を目指していただきたいと思っています。

 

・一番大切なのは、命

今回は被災した時の実体験を交えてお話させていただきました。

これらの残しておくべきものも、実際に震災にあい、生活していくうえで思いもよらないトラブルに遭遇したことで思いついたものです。

普通に過ごしていれば気づけず、手に入らないものが出てくるなんて考えもしないと思います。

 

 
 
 
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ミニマルな生活も大切ですが、なにより一番大切なのは自分や家族の命です。

 

いざという時の為に、不要と思う物でも一度見直してみてはいかがでしょうか。

 

 

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